【ブログ】結婚後、夫婦でお金の会話どうしてる?

【ブログ】結婚後、夫婦でお金の会話どうしてる?

結婚後、夫婦でお金の会話どうしてる?
~ライフステージの変化に寄り添うお金の考え方~

こんにちは。ファイナンシャルプランナーの田島めぐみです。
3日間続けてのブログをアップしています。無理せずやろう!と決めたのですが、次々と書きたい話が湧いてきたので、今しかないと思い書いています(笑)

今回は、「夫婦でするお金の会話」についてです。みなさんは、どうしていますか?

女性は結婚を機に、働き方や環境が変わる方が多くいますよね。

今回は、都内で働いていた30歳の女性が、結婚を機に沖縄へ移住し、夫の家業を支えるために退職したケースをもとに、夫婦でどのようにお金と向き合えばよいのかを、考えていきたいと思います。

結婚は人生の大きな節目。新しい生活が始まり、幸せな未来にワクワクする一方で、「これからの生活費は大丈夫かな?」「働き方はどう変わるんだろう?」と、ふとした瞬間にお金の不安がよぎることもあると思います。特に、結婚後に転居や退職を選ぶことになった場合は、収入や働き方が大きく変わる可能性があるため、心配になるのは当然のことです。

変わる環境、変わる働き方。あなたならどう向き合いますか?

東京で安定した企業に勤めていた彼女は、夫の家業を支えるために退職し、沖縄へ移住しました。ですが、いざ沖縄に住んでみると、東京のように希望通りの仕事がすぐに見つかるわけではなく、収入も下がってしまいました。

「これからの生活、大丈夫かな?」

そんな不安を抱えたとき、どうしてもひとりで抱え込んでしまいがちです。でも、まず大切なのは夫婦でしっかりと話し合うことです。お金のことは、家計のやりくりや働き方よりも、夫婦の価値観や考え方を共有することが土台になります。

夫婦で「お金の話」をするのは、決して恥ずかしいことではありません

「お金の話はなんとなく気まずい」「夫婦だから言わなくても伝わる」──そんなふうに思っていませんか?

実は、夫婦間の価値観の違いが原因で、思わぬストレスが生まれることがあります。今回のケースの女性も、夫が「家業があるから安心」と楽観的に考える一方で、妻である彼女は「収入が減った以上、将来のためにしっかり備えたい」と現実的な不安を感じていました。

このように、お金に対する考え方は人それぞれ。どちらが正しい・間違っているわけではなく、お互いの価値観を理解し合うことが何よりも大切です。

夫婦の対話を深める3つのステップ

それでは、夫婦でお金の話をするために、どんなステップを踏めばいいのでしょうか?

初めての方でも無理なく始められる3つの方法をご紹介します。

1. 「どんな未来を描きたい?」を話し合ってみ

いきなり「お金の話をしよう」と切り出すのは少しハードルが高いですよね。そんなときは、「これからの暮らし、どんなふうにしたい?」と、未来の話から始めてみてください。

• 家は買う?借りる?

• 子どもは何人欲しい?どんな教育を受けさせたい?

• 老後はどんな暮らしをしたい?

漠然としたお金の話ではなく、二人で叶えたい未来を共有することで、自然とお金の使い方や貯め方の話へとつながっていきます。

2. 「家計の見える化」で一緒に現状を知る

お互いに未来の理想像を描いたら、次は現実を一緒に把握してみましょう。

• 家計簿アプリで支出を一緒に確認する

• 固定費や保険の見直しをする

• 今の貯蓄や将来の支出をリストアップする

ここで大切なのは、相手を責めないこと。思っていた以上に支出が多かったとしても、「なんでこんなに使ってるの?」ではなく、「ここを工夫したらもっと余裕ができそうだね」と、一緒に改善策を探る姿勢が重要です。

3. 「もしも」のシナリオを考えてみる

将来のリスクは誰にでも訪れるものです。だからこそ、「もしものときどうする?」を一緒に考えておくことが大切です。

• もし、収入が突然減ったら?

• もし、病気やケガで働けなくなったら?

• もし、家業がうまくいかなかったら?

たとえば、緊急時のための生活防衛資金(6か月〜1年分の生活費)を準備したり、万が一の死亡時に備えての収入保険や、ケガや病気で働けなくなった時の就業不能保険を検討するのも安心材料になります。

お金の話は、二人の未来を守る大切な習慣

お金の話って、どうしても「難しそう」「揉めたら嫌だな」と感じてしまいがち。でも、お金の話は「今の自分たちを守るため」だけではなく、未来の幸せをつくるための大切な時間です。

• 夫婦で未来の目標を共有する

• 現実的な家計の状況を一緒に把握する

• もしもの備えを考える

こうした積み重ねが、どんなライフイベントがあっても不安に負けない、強い夫婦の土台になります。

第三者が入ることで見えてくる「新しい視点」

お金の話は、どうしても感情的になりがちです。例えば、夫は「家業があるから大丈夫」と思っていても、妻は「将来が不安」と感じている場合、お互いの考えがぶつかってしまうことがあります。

こんなとき、第三者の視点が入ることで、冷静に問題を整理できるようになります。

• 感情ではなく、事実ベースで話ができる

• お互いの意見を中立的に整理してくれる

• 専門的なアドバイスで選択肢が広がる

夫婦のどちらかに偏ることなく、お二人の考えや目標に寄り添いながら、最適な解決策を一緒に見つけていきます。

これからの人生をもっと豊かに、もっと安心して過ごすために。

今日から、少しずつ「お金の話」を始めてみませんか?

どんな些細なことでも、気軽にご相談くださいね。

田島めぐみ
ファイナンシャルプランナー