【ブログ】顧問FPを福利厚生として導入したら?

【ブログ】顧問FPを福利厚生として導入したら?

みなさん、おはようございます! ファイナンシャルプランナーの田島です。

昨夜、子どもにでんぐり返しの練習に付き合わされ、なんと10年ぶりにでんぐり返しをしました。日頃から「健康へのメンテナンスは本当に大切ですよ」と皆さんにお伝えしている張本人が、ゴロンと回った翌朝、体のあちこちに小さな悲鳴を感じております。体に鞭打って、早朝からこうしてブログ記事と向き合っているところです。

……と、自分の体のメンテナンスはさておき(笑)、今日お話ししたいのは「会社が社員の人生をメンテナンスする仕組み」、つまり福利厚生のお話です!

そもそも「福利厚生」ってなんでしょう?

福利厚生という言葉は、求人票や会社案内でよく見かけますよね。でも「具体的に何のこと?」と聞かれると、意外と説明しづらいかもしれません。

ひとことで言えば、お給料とは別に、会社が社員やその家族のために用意しているサポートのこと。日本では、この福利厚生は大きく2種類に分かれています。

ひとつは「法定福利厚生」。これは法律で「会社が必ず用意してくださいね」と決められているもので

健康保険や厚生年金、雇用保険などがこれにあたります。
法定福利厚生は、健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険、介護保険、子ども・子育て拠出金の6種類と決まっています。

もうひとつは「法定外福利厚生」。こちらは法律で決まっているわけではなく、会社が自由に用意するものです。

住宅手当、健康診断の補助、お祝い金、社員旅行など、種類はさまざま。「あの会社は福利厚生がいいよね」と話題になるのは、たいていこちらのほうですね。
顧問FP制度は、この「法定外福利厚生」として導入したら、どうなるのか?ということなんです。

よくある経営者の悩みと、顧問FP導入の現場から見えてくるもの

では、実際に顧問FPを導入された企業の事例を、ひとつご紹介しますね。

沖縄県那覇市にある、従業員約30名の会社です。社員は20代後半から50代まで幅広く、平均年齢は40代前半。共働き世帯が多く、子育てや住宅ローン、親の介護など、ライフステージの異なる悩みが社内に混在していました。

経営者の方が顧問FP制度を導入された一番の理由は、「従業員に長く、安心して働いてもらいたい」というもの。地域の会社にとって、人材を採用すること以上に「辞めずに続けてもらうこと」は、経営の根っこに関わるテーマでした。

導入後は、月に1回、お金に関する勉強会を、従業員研修として業務時間内に30分程度しています。(ここがポイントで、業務時間外になると参加者が一気に減ってしまうことがあるので、導入効果が薄れてしまうことがあります!)

また、業務の都合でどうしても参加できない方にも、毎月配布している「くらしとお金に関するニュースレター」を通じて生活に役立つ情報をお届けし、従業員のみなさん全体で金融リテラシーを高めていけるよう意識していただいています。

そして勉強会のあとには、希望される方が後日相談にきやすいように、相談窓口を設けています。

「住宅ローンの借り換えはしたほうがいいの?」「子どもの教育費、いつまでにいくら準備すれば?」「親が田舎で一人暮らし、介護のお金はどう考えたら?」日常のもやもやが、ひとつずつ整理されていきます。。。

社員の方からは「会社がこういう仕組みを用意してくれていることがありがたい」という声があがり、経営者の耳にも届いているそうです^^

経営者ご自身も「社員の家計が安定すれば、仕事への向き合い方も変わる」と実感されていて、福利厚生費としての投資が、確実にリターンになっていると話してくださっています。(嬉しいです!)

もうひとつ、よくあるご相談 「若手が定着しない」

そして、経営者の方からよくお聞きするのが、「若手が数年で辞めてしまう」というお悩みです。

給与水準は決して低くないのに、なぜか定着しない。なぜか?。。。

こうした会社では、入社数年目の従業員を対象にライフプラン研修を実施しています。

「この会社で働き続けたら、自分の人生はどうなるのか」が数字で見えるようになり、漠然とした不安がやわらぐ効果が出ています。

そしてこの研修のあと、私から経営者の方にお願いしているのが、次の2つです。

ひとつは、可能であれば、会社の決算の数字を、従業員と共有してくださいということ。

売上や利益、これからの会社の方向性を、社長ご自身の言葉で語っていただく時間をつくっていただきます。従業員は、自分の人生設計を考えたばかりのタイミングで、会社の未来の話を聞くことになります。

すると「自分の頑張りが、会社のどの数字につながるのか」「会社が伸びていけば、自分の人生はどう変わるのか」が、自然と重なって見えてくるのです。

もうひとつは、昇給や評価の仕組みを、この機会にきちんと整えて、従業員と共有してくださいということ。

社員数十名規模の会社では、評価制度がまだ整っていないケースも少なくありません。「頑張れば認められる」という言葉だけでは、若手はなかなか安心できないものです。どんな働きが、どう評価につながり、どう給与に反映されていくのか。

その道筋がはっきり見えるだけで、従業員の働き方は変わります。

ライフプラン研修は、社員にとっての「自分の地図」をつくる時間。そのあとに社長から会社の未来と評価の仕組みが共有されることで、社員は自分の地図と会社の地図を重ねて、これからを描けるようになるのではないでしょうか。

顧問FPの役割は、お金の相談に乗ることだけではないと考えています^^

働く人と経営者をつなぎ、会社の中に「未来を一緒に考える文化」を育てていくこと。

それこそが顧問FP制度の本当の価値だと考え、活動させていただいております!
顧問FPのご依頼はマネーキャリアラボにて、お受けしております

また、お金のコラムっぽくなくなってしまいましたが。笑

さて、本日はこのあたりで。またの更新をお楽しみに!